老人デイサービス事業
「1日として同じ日はない」
人とふれあう仕事の楽しさとやりがいを実感しています。

玉川 真理子さん
- 施設
- 老人デイサービスセンター芙蓉の園(ふようのその)
- 職務
- 通所介護
- 経歴
- 専門学校卒業後、介護福祉士資格を取得し、介護職として特別養護老人ホーム、介護老人保健施設(兼ケアマネジャー) を経て2018年より現事業所勤務。介護福祉士実習指導者の資格も取得。
―介護福祉の仕事に就いたきっかけと現在までを教えてください
高校時代、生活科の授業で老人ホームの見学とボランティア活動を行う機会がありました。その時、目の不自由なお年寄りに付き添ったのですが、その方が私をとても頼りにしてくれ、「高校生の自分でも、誰かの役に立てるんだ」と嬉しくなりました。
また、部活の先輩が卒業後、介護福祉の専門学校に進学し、介護の学びが楽しいと聞いていたこともあって、興味を持ち始めました。
専門学校卒業後、介護福祉士資格を取得し介護職として、最初に入職したのは特別養護老人ホームでした。8年間勤務しましたが、フロアリーダーに昇格後、「このまま仕事を続けていいのだろうか」と悩み、一旦気持ちを整理したいと職を退くことにしました。
次に以前から興味があった介護老人保健施設(老健)に転職しました。心機一転、ケアマネジャーを兼務する形で働き始めました。利用者だけでなく、その家族とも関わる仕事に、とてもやりがいを感じました。
また、チームワークの大切さも学びました。私はあまり人に頼れない性格で、何でも自分ひとりで抱え込みがちなんですが、ここでは素直に悩みを相談し、協力を求めることができました。
老健に4年ほど勤務した後は、結婚を機に転居、子どもが生まれてから、デイサービスセンターに転職し現在に至ります。
どのような仕事をされていますか
現在は、非常勤で利用者の送迎や入浴支援、レクリエーションなどを行っています。
利用者が安全で楽しく過ごせるように気を配っています。たとえば、お迎えの際に、「今日の体調はいかがですか?」と伺うのですが、目がうつろだったり、ふらついた歩行だったり、服装がやや乱れていたり、そんな時は体調を崩されていることが多いので、いつも以上に注意するようにしています。
とくに緊張するのは入浴支援です。浴場は滑りやすいので、利用者が転倒しないように細心の注意を払っています。施設の浴場は広々としており、温泉気分を味わえると好評で、「気持ちがよかったわ」と喜んでいただけると嬉しくなります。

職場環境や雰囲気はいかがですか

通所介護(デイサービス)は夜勤がないため、子育てと両立しやすいと思います。
現在、13名の職員が在籍しており、すべて女性です。年齢層は20代から60代までと幅広く、ミャンマー国籍の職員もいます。年齢も経歴もバラバラなので、話していると新しい気づきがあり、視野が広がります。
子どもが体調を崩した時や学校行事に参加する時など、「こちらは大丈夫だから。」と快く送り出してくれるので、とてもありがたいです。子育て経験のある人、子育て中の人が職場に多いので、お互いにフォローしあって仕事に励んでいます。
今後のビジョンについて聞かせてください
老健勤務時代、利用者のご家族とやりとりするのがとても楽しかったので、子どもが大きくなって時間に余裕ができたら、もう一度、ケアマネジャーをやりたいと思っています。
もちろん、今も充実しています。利用者の方から、「玉川さんのおかげで、毎日楽しいわ」「みんなに会いたいから、休まずにこの施設に通っているの」といった言葉をいただけると、「この仕事をやっていて本当に良かった!」と実感します。
介護福祉の仕事は大変だと言われがちですが、得るものがたくさんあります。一日として同じ日はないので毎日が新鮮ですし、人生の先輩である利用者の方から学ぶことは多く、いつもパワーを貰っています。
※データ等の情報は2024年2月時点のものです。

老人デイサービスセンター 芙蓉の園のご紹介
経営主体:社会福祉法人たちばな福祉会
〒252-0314神奈川県相模原市南区南台5-10-26
電話:042-744-1860(受付代表)
HP:老人デイサービスセンター 芙蓉の園 | 社会福祉法人 たちばな福祉会 (rissho.or.jp)
アットホームな雰囲気の中で、利用者に楽しい時間を過ごしていただくことを目指しています。